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ぷちこもり③「戦場のピアニスト」

突発的週末DVD祭り、3本目。(そして定着)


「戦場のピアニスト」



これもずっと観たかった。
でも「ハートロッカー」が全部貸し出されてなかったから、というのが今回借りた正直な理由。えへ。

だけどやっぱり、観てよかった。




戦争映画だから泣ける映画かと思えば、まったく違いました。
むしろ淡々と、起こったことをそのまま記録している感じ。
実際に起きた悲劇を題材にしているんだから、まさにそれが狙いなのかも。
主人公の主観もあまり入ってなかったから感情移入も思ったほどしないんだけど、だからこそ戦争で起きたことの残虐さが身に染みてくる。
正視できないような場面だってたくさん映るから、「穏やかさ」を求める映画ではないんだね。
車いすの老人が窓から落とされたり。
無作為に選ばれた人たちが道路に伏せさせられて、頭を打ち抜かれたり。
ナチス兵が死体を積み上げて燃やす煙や、1つの街が丸ごと廃墟や粉塵と化した場面。

これでもか、というほど悲惨な戦争が描かれてる。

主人公も、実際に死線を何度も越えていた。
生き延びるために何度も人に頼み込み、人に裏切られ、人から逃げ、人のいなくなった家から食料を漁り・・・。
助けてくれた恩人も、目の前で死んだ。
何度も餓死の危険に曝された。

生き延びたのは、本当に奇跡と言っていいんだろう。

ドイツの将校、ホーゼンフェルトに出会ったことも。
彼1人を観客にして弾いたシーンは圧巻でした。
ぼろぼろになったシュピルマンが、ずっと触れられなかったピアノに魂を込める。
現実にはきっとピアノもぼろぼろだっただろうし、調律だって狂ってないほうがおかしいはず。
それに、ずっと食べ物を漁る生活をしてたシュピルマンに、以前のようにに曲を弾く力が残っていただろうか。
それはわかっているのに、どうしてもそのシーンは真剣に聴かねばならない気がして、背筋が思わず伸びた。
きっとホーゼンフェルトにもその気迫が伝わったんだな。

しかし、この彼。
戦争が終わったのち、戦犯収容所で亡くなったんだそうだ。
シュピルマンは彼の名前を知らなかったし、探しても容易に見つからなかったんだろう。
ほかの解説ページ見ても、探し出せなかったと書いてあった。
シュピルマン以外にもユダヤ人を救っていたそうで、どうにもやりきれなさが残る。

シュピルマンは家族も友人も、命の恩人も、みんな失った。
想い人も違う男のもとへ行ってしまった。
残ったのはピアノの腕だけ。


作られた物語のようにはいかない。
それが戦争なんだ。



世界では今も戦争で苦しむ人がたくさんいる。
日本だって、未来に戦争がまた起きる可能性はあるだろう。
人を殺すなんて誰も望んでいないのに、人間はなんて愚かなんだ。

戦争を「昔話」にしないことが大事だと思う。
久しぶりな感覚だった。

そういう意味で、この映画は私にとって意義ある時間をくれた。
繰り返す日常や物語に埋没してしまいがちな私を引っ張り上げてくれた。

観れてよかった。感謝。
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会社員・女性・一人暮らし。
ほんわかすること、探してます。

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